電子帳簿保存法とは?デジタル帳簿管理の基本を解説
2023/04/28
今回は電子帳簿保存法についてご紹介します。
電子帳簿保存法とは、法人税法や所得税法などの帳簿や書類を電子データで保存するときの取扱いを定めた法律になります。
帳簿・書類とは、仕訳帳や総勘定元帳などの帳簿、決算書や請求書、領収書などのことを指します。
電子帳簿保存法は大きく下記の3つに分かれています。
①国税関係帳簿書類の電磁的記録による保存
電子的に作成した書類は電子データのまま保存しなければいけなくなります。
②電子取引のデータ保存
電子的に授受した取引情報をデータで保存することです。具体的には、領収書や請求書をデータでやりとりした場合はそのデータを保存しなければいけなくなります。
③スキャナ保存
紙で受領した書類をスキャンして保存することです。
次に書類を発行・受領した際の保存方法について見ていきます。
①電子データで発行・受領したら
電子で発行・受領した請求書や領収書の控えは、電子データのまま保存する必要があります。紙に印刷し、元の電子データを破棄することはルール違反となりますので、ご注意ください。
②紙で発行したら
紙で発行・受領した請求書や領収書の控えは、紙のまま保存して問題ありません。
保存方法については以下の2つが挙げられます。
1. 紙で発行・受領した請求書や領収書の控えをそのまま紙で保存
2. スキャンし、データ化して保存
最近テレビでも電子帳簿保存法の件がCM等で聞く機会が増えました。自社ではどういった対応が必要か、検討してみるといいですね。
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田尻税務会計事務所
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